シロアリはクロアリと同じ仲間に思われがちですが、実は生物学的にはゴキブリの仲間であり、クロアリはハチの仲間になります。
また、シロアリにとってクロアリは、シロアリを捕食する天敵となることもあります。
では、シロアリとクロアリはどのように見分ければ良いのでしょうか。
シロアリは多くの場合、私たちの前に翅(はね)がついた状態で現れます。
翅がついた状態のシロアリとクロアリの見分け方として、次のような特徴があります。
シロアリ クロアリ
・胴体→ くびれがなく寸胴 細いくびれがある
・翅→ 4枚同じ大きさ 前翅が後翅より大きい
・触角→ 数珠状 くの字に曲がっている
・翅脈→ 細くて多い 太くて多い
また蟻道にも違いがあり、シロアリの蟻道は粘っこく硬さがあるため触っても粉々には崩れず、形を残したままポロッと崩れます。
それに対し、クロアリの蟻道はサラサラしていて触ると粉々に崩れます。
このようにシロアリとクロアリにはそれぞれの特徴がありますが、自分で目視できる範囲だけでは侵入経路や被害範囲の確認は難しい為、シロアリ被害が疑われる場合はまずは専門業者に相談することをおすすめします。