シロアリは、女王と王を中心として多数の働きアリが支える社会性昆虫です。
温度変化の少ない地中に数万から数百万匹以上のコロニー(巣)を形成し、存続させるためにそれぞれの役割を担って働いていると云われています。
地中から家屋に侵入して木材に含まれる栄養源(セルロース)を採取し、他の階級のシロアリに分け与えて生命を維持しています。
女王・王
交尾・産卵によって子孫を増やし、その集団の繁栄を図るのが任務。女王の腹部は産卵につれて伸張肥大して、イエシロアリでは体長40mmにも達し、寿命は10年以上で、一生の間に100万個以上の卵を産みます。
副女王・副王
女王や王が死んだり、傷ついた場合に女王・王の代わりをする階級。
職蟻
最も個体数の多い階級で全体の90~95%を占め、巣や蟻道をつくったり、修理・清掃するほか、餌の採取、他階級の世話などシロアリ社会のあらゆる労務をうけもっています。
兵蟻
外敵からの防衛に当たる階級で、発達した巣では2~3%程度を占めています。
ニンフ
職蟻が次世代の王・女王へと分化するために脱皮した状態のものです。ニンフの間の役割は職蟻と同様です。
この段階へ移行する前段階の状態で、脱皮することにより多くが生殖虫(有翅虫)となりますがそのまま二次生殖虫(副女王・副王)となるものもいます。