今回はシロアリとクロアリの違いをご紹介していきます。
≪見た目での見分け方≫
アリという共通の名をもってるシロアリとクロアリですが、
シロアリがゴキブリの仲間であるのに対して、クロアリはハチの仲間です。
シロアリは白色、クロアリは黒色だと分かりやすいですが、
シロアリは茶褐色や黒っぽい色のものも存在します。
見た目で見分けるには胴体のくびれと翅の大きさがポイントです。
【シロアリ】胴体がずん胴でくびれがない。翅が全部同じ大きさ。
【クロアリ】胴体がくびれている。翅の大きさが違い前翅のほうが大きい。
≪発生時期での見分け方≫
シロアリは湿気がある場所や暗い場所を好み、普段は家の床下や地中などで生活しているため、
私たちが目にすることはなかなかありません。
しかし、シロアリの中でも羽がついたシロアリは繁殖時期に大量発生することがあり、
地上へ飛び立つ習性をっています。
一方、黒アリも同様に羽をつけることがあります。
4月から初夏となる7月まではシロアリの可能性が高く、
7月を過ぎ冬に差し掛かる11月までに発生したのであれば黒アリの可能性が高いでしょう。
クロアリそのものは建物に被害を与えることはありませんが、
もしクロアリが床下から発生していた場合は
シロアリが住める環境が整っている可能性があります。
被害に遭わないよう自宅の現状を把握することから始めてみましょう。