シロアリは古い木造住宅に発生するというイメージを持つ方が非常に多いですが、実は住まいの構造とシロアリ被害は全く関係ありません。
鉄骨や鉄筋コンクリートの住宅であっても、下地や床組材、内装材などはどれも木材です。
木材が使われている以上、シロアリの被害にあう可能性はあります。
また配管や配線の貫通部や、住宅の基礎コンクリートの隙間やひび割れなどから侵入するケースもあります。
新築時はきちんと隙間なく埋められていても、経年劣化により隙間やひび割れが生じることがあり、その僅かな隙間でもシロアリの進入経路となってしまうのです。
他にも床下の通気口や換気口、湿気が溜まりやすい玄関や窓のサッシ周辺などにも注意が必要です。
鉄骨・鉄筋コンクリートの住宅では、木造住宅と異なり被害が建物内部で進行するケースが多く、外からでは気付きにくくなっています。
被害防止の観点から定期的なメンテナンスを行うよう心がけましょう。